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2. 何をどう学ぶのか? ■大学院教育がカバーするもの 大学院は、伝統的な学問分野から最新の社会事象、最先端のテクノロジーまで、あらゆる教育・研究分野をカバーしている。一般的に、扱う分野によって大学院は大きく2つに分けられ、アカデミックな内容の教育や研究を主な目的とするものを学術系大学院(graduate school)、実務家向きの教育を提供するものをプロフェッショナルスクール(professional school)と呼ぶ。 学術系大学院は、研究者養成の志向が強い機関で、人文科学、社会科学、自然科学の全域にわたってさまざまな専攻分野を用意している。 一方のプロフェッショナルスクールは、実学系大学院、専門職系大学院とも呼べるもので、その誕生の歴史から神学(聖職者)、法学(法律家)、医学(医者)の3分野を根幹として、時代とともに、歯学、獣医学、工学、ビジネス、建築学、ジャーナリズムなど、その範囲を広げてきた。日本では、business school(経営学)、law school(法学)、medical school(医学)の3スクールの認知度が特に高い。 なお、アメリカでは、同じ大学の中で、学部課程中心の教育機関が"college"と呼ばれ(college of arts and sciencesなど)、大学院レベルの専門職系プログラムを中心に提供する機関が"school"の名をもつ傾向がある(school of engineeringなど)。 ■科目履修か独自の研究か?大学院課程は、修士課程と博士課程に2分される。修士課程では修士号(master's degree)を、博士課程では博士号(doctorate)を授与している。 大学院で勉強を進めていく方法には、大きく分けて、コースワークとリサーチワークの2つがある。簡単にいえば、コースワークとは科目履修を中心とした学習形態で、リサーチワークでは独自の研究が中心となる。大学院の教育システムの中核を成す考え方ともいえるので、それぞれの特徴をここで簡単に解説しておく。 ●コースワーク ●リサーチワーク ●コースワーク・リサーチワーク複合型 一方、博士課程は、通常リサーチワーク主体のものだが、アメリカやカナダでは、博士課程においても、最初の2、3年はコースワークによって専攻に関する知識の基礎固めを行うようになっている。 |
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