留学エージェントの選び方・活用法
 
留学エージェントの上手な活用法を、留学コンサルタントの本橋幸夫さんに伺いました。
 
留学エージェントを活用する利点を知っておこう!
 

留学エージェントを有効に活用するには、まずはエージェントを使うメリットを理解しておかなければなりません。一般的に考えられるエージェントを使う利点としては次のようなものが挙げられます。

1. すべて日本語で留学情報が得られる
留学エージェントを利用すれば、留学情報を得ることや質問・疑問点などもすべて日本語で対応してもらえるため、語学力に自信がない人でも安心できる。
2. 手続きを代行してくれるため、時間の効率化を図ることができる
語学学校への申し込みや滞在先(ホームステイや寮、ホテル等)の予約なども留学エージェントが代わりに手続きをしてくれるので手間が省ける。普段、忙しい人にとっては便利でありがたい存在。
3. 現地から届く書類のチェックやリクエストなどを本人に代わってしてもらえる
留学エージェントを使わずに自分で手配する場合、現地から届く書類(外国語で書かれた書類)のチェックなどもすべて自力でこなさなければならない。特に語学力に自信のない人にとっては不安なもの。実際、しばしば現地から届く書類に記入ミスもあるので、もしミスがある場合、現地へ自分で訂正依頼をしたり、場合によっては現地の学校と交渉しなければならない。しかし、エージェントを利用すれば、そのやり取りを代行してもらえるので安心できる。
4. 滞在先情報(たとえば、ホームステイ先の情報)が現地から届かないときでも、代わりに催促してくれる
出発の間際になっても現地からホームステイ先の案内が届かないことがしばしばある。そんなときは自分で現地へ催促しなければならないが、留学エージェントを利用すれば代わりに催促してもらえる。特に夏など 繁忙期には、エージェントでさえ、なかなかスムーズにホームステイ先を得られないケースがあるもの。そんな状況下、これから留学する人が自分で催促するには困難が伴う。そんなときはエージェントのサポートは心強い。
5. 日本にいる家族にとっても、留学エージェントの存在は心強い
留学している間、日本の家族が海外へ連絡を取りたい場合、留学エージェントが代わりに現地へコンタクトをとってくれたり、相談に乗ってくれる。日本の家族が緊急の時や何かあったときなどエージェントが協力してくれるので安心できる。(ただし、留学エージェントのサービス内容にもよる)

そのほか、海外のスクールとのパイプができている留学エージェントの場合、エージェント経由のほうが、留学生のリクエストを受け入れてもらいやすかったり、融通を利かすことができるケースもあります。また、経営状態の悪い現地のスクールやクレームが多いスクール等の情報もエージェントは得られやすい立場にあるので、自分でスクールを探すよりもリスクは低くなる、などメリットとして挙げられます。

留学エージェントを活用する際の心構え
 

留学エージェントを活用する心構えとしては、エージェントが提供するサービス内容で留学準備のすべてをカバーするものではない、と知ることです。

10人いたら10通りの留学方法があります。それぞれの留学目的によって留学スタイルが異なります。留学エージェントは可能な限り、あなたに合った留学情報やサービスを提供しようと努力するが、すべてをカバーするまでには至りません。足りない部分は、あなた自身が補わなければならないのです。留学カウンセラーが説明してくれたことだけで十分だと思い込み、それ以上自分は調べる必要はないんだと、情報収集を怠ってはいけません。

海外へ出る以上、「自分の身は自分で守る」が鉄則です。留学エージェントから得られる情報のみに頼らず、“自分自身”でも常に情報収集を心がけましょう。

留学カウンセラーと接する際に大切なこと
 

まずは、質問することをためらったり、遠慮しないことです。分からないことがあって当たり前。できるだけ、事前に質問を用意するなどして、頭の中を整理しておくことをお勧めします。あらかじめ質問を整理しておくことで、同じ留学カウンセラーから引き出せる情報量が違ってきます。また質問内容は具体的であるほど、回答も具体的になることも知っておきましょう。

次に、留学カウンセラーが留学で必要なことをすべて説明してくれるんだと思い込んではいけません。

留学情報を得る際に、カウンセラー側の説明のみに頼ってしまうには限界があるものです。実際、一人のカウンセラーは多数の留学生を同時に担当しているので、すでに話したつもりになっていたり、話し漏れなどはないとは限りません。自分の中で何か疑問点や知りたいことがあれば必ず確認してください。カウンセラーがそのことについて触れないからといって、それが大切なことではないと判断してはいけません。必ず確認するようにしましょう。そのお互いチェックし合う姿勢が話の漏れをなくす最善の方法なのです。

たいていの留学カウンセラーは留学や海外渡航経験者です。自身の体験をこれから出発する人たちに役立てたり、情報をシェアしたいものです。ぜひカウンセラーと仲良くなってください。あなたのサポーターとして、きっと有意義な留学生活が送れるようナビゲートしてくれるでしょう。カウンセラーをあなたの味方にしたほうが得をします。

 
本橋幸夫

有限会社あうとりがー代表取締役。法政大学経営学部卒業後、会社員を経て24歳の時、渡米。帰国後、留学会社勤務し、法人営業(留学代理店開拓およびコンサルティング)、留学カウンセリングを11年間行い、約300社(国内英会話学校、旅行会社、留学エージェント)と取引し、約3,000人の語学留学希望者の留学相談、手続きに携わる。現在は留学コンサルタントとして、留学全般の情報を提供している。主な著書『語学留学指南』(ナカニシヤ出版)。 http://www.rakurakuryugaku.com/
 

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